Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Kayla: The day gets longer.

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いつもの西の窓。

眩い残照の中に Kayla を立たせてみた。

時計を見て、日が長くなっていたことを実感する。

季節は動いているのだ。

(続き)

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自然光だけで写すのは、今の私には、これが精一杯。

Kayla の顔よりも、壁紙の凹凸が作る影の方に目が行く。

学生の時に好きだった或るジャズ喫茶の壁には、

こんな感じで、そこに頭を(もた)せていた人の跡が、微かに黒く残っていた。

壁紙ではなく漆喰仕上げだった気もするが、

今はもう潰れてしまった店だから、見ることは叶わない。

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廊下の明かりを点けてみた。

褐色の薄暗い光が、店内の記憶を呼び覚ます。

私はコーヒーではなく、昼下がりから、ビールか角の水割り。

一緒に出される小さな木皿には

ナッツ類とお好み霰が入っていた。

スピーカーに近い席に座ることもあれば、少し離れたところ、

カウンター席のことも…。

連れがいて、会話が途切れたとしても、

金属的なピアノの響きが、何もかもを埋めつくしてくれた。

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似たような店を探して、

訪ねてみればいいのかもしれない。

今の方が、ジャズ喫茶に相応しいような年恰好だとも思えるのだが、

拗ねて粋がっている若造でなければ、似合わない気がしている。

今日も、いくつかの店の在り処をSNSで確認し、

店の入り口までストリートビューで辿って、

溜息をついた。