Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Ayana: Afterglow of POSEIDONIS

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夕映えの西の窓辺。

バンスクリップで後ろ髪と横を留め、

耳が少し見えるようにしてやりました。

(続き)

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大きなセーラーカラーのドレス。

いろんな子に着せてやったお気に入りの衣装です。

夕映えの光と影を楽しみながら撮影しました。

いつもどおり、壁に凭れさせただけの、何の変化もない画像ですが、

それでも、あれこれ角度を変えて彼女を眺めています。

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撮影しながら

ザ・タイガースの「光ある世界 The glorious world」の歌詞を

切れ切れに呟いていました。

妹はLP「ヒューマン・ルネッサンス」を買ってもらっていて、

あの頃、何度も繰り返し聴いていました。

私はタイガースが嫌いで、GSなんか_と莫迦にしていたのに、

 星なき夜に あなたと逢って という歌い出しが今でも耳に残っています。

 星なき夜に 船は乱れ

 星なき道に 人は迷う という対句。

 野バラの色も あなたが作る

 朝の光も あなたが運ぶ という歌詞は、十代を通じて、

或いは、私の一生を支配するような、考え方になりました。

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夕映えに染まった綾苗を正面から見ていて、

不意に、2014年のFC2ブログ「等身大人型蒐集」に書いた

老魔道士 Malygris のことを思いました。

死期が近づいていた彼は、昔、思いを寄せていた

美しい華奢な少女 Nylissa のことを思い出します。

彼女は、婚礼の前日、突然の熱病に倒れ、亡くなっていました。

鬱々とした晩年を過ごしていた Malygris は

Poseidonis 随一の呪術の力を使って、

死者の国から彼女を甦らせます。

その儀式が執り行われたのは、夕暮れの光の中であったのか_

確かめたくなって、

古いペーパーバックを取り出しました。 

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Immovable he sat,implacable he mused, while the sun of afternoon,

declining on the city and on the sea that was beyond the city,

smote with autumnal rays through the window of greenish-yellow glass,

秋の夕暮れでした。…

学生の時に読んだこの掌編も、理由は様々でありながら

折に触れて思い出します。

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The form of Nylissa melted upon the air like smoke and the lunar gleam that had

surrounded her was replaced by the last rays of the sun.

変わっていくもの。

変わらないもの。

短い一生だから、自分の思いや感じ方、嗜好は意外に変わりません。

そのくせ、自分を取り巻いているものが大きく変わってしまうため、

言いようのない疎外感を覚えるのだと思いました。