Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Akiko: the brown light of dusk

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この写真の彼女、本当に美人です。

80cm の人形とは思えません。

複雑な思いが胸中にあったとしても、前を向いた眼差しには

静けさがあります。

情感豊かな大人の女性らしさなのでしょうか。

(続き)

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最初は、夕暮れの光が美しく思えて、カメラを用意しました。

黄褐色の布の隙間から差し込む光と透過光。

乱歩全集の赤い帯。

どちらかと言えば、光がメインで、

朗子さんは遠くに見える人という設定でした。

上の画像も朗子さんではなく函の文字の方に焦点が合っています。

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しかし、こんな表情を見ていて、気分が変わりました。

「国道沿いのワゴンの中で」

80年代前半の BORO の歌声や歌詞が甦ります。

その頃、私たちが住んでいた部屋には、

音の出るものはブラウン管テレビと SHARP のラジカセしかなくて、

音楽ソフトは、ミュージックカセットを購入していました。

繰り返し聴いていたら、走行系に不具合が生じるらしく、

テープがキャプスタンに絡まるようになりました。

縒れてしまったテープは、もう元のようには聞けません。

そんなミュージックカセットが今でも、たくさん残っています。

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持っていても聴くすべのないカセットですが、

捨てることが出来ません。

時代も変わってしまい、デジタルメモリーYouTube では、

音楽を聴くために、何かを回転させる必要がなくなりました。

だから、ヱヴァンゲリヲンが新劇場版になっても、

碇シンジの傍でDAT が回っているのを見ると、

なんとも言えない不思議な気分になります。

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毎月、給料が支給されてから

一本か二本、ミュージックテープを購入するのが

楽しみだったあの頃。

その延長線上に、今の私は生きているのでしょうか。

どこかで別の現実に入り込んでしまったような

妙な気持ちが拭いきれません。

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黄昏の向こうを見ている彼女。

ジルバと酒と紫の煙…

そんな BORO の歌の言葉が

私の心の中に懐かしく響いています。

私は今、どこにいるのでしょうか。