Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Akiko: the another girl

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中嶋清八ドール21番「黒いドレスの少女」

朗子さんも元の装いに戻しました。

この子も夕湖さんと同じように、いずれ「秘仏」とするのでしょうが、

今しばらくは、このまま撮影を続けるつもりです。

三月にお迎えした夕湖さんに対して、彼女は九月だったから…

こんな、でっち上げの、薄弱な理由が

この先、取り返しのつかない結果となりませんように。

(続き)

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夫婦函の上に横たえての撮影。

21番のプレートと伊豫田晃一氏の「アストロラーベ」が輝いています。

脈絡もなく Count Brass という書名を思い出しました。

辞書の記述:brass is a yellow alloy of copper and zinc には

心地良いリズムを感じます。

Moorcock を読んでいた大学2回生ぐらいまでの思い出も、

なんだか真鍮の輝きです。

黄金の紛い物というような意味で言っているのではありません。

人が見向きもしないものに魅せられていた日々。

その値打ちを分かってもらえなくて、悔しい思いをしながらも、

怒りと諦めが相半ばしていました。

お墨付きは必要ないと思いながら、それでもこのまま outsider ではなく、

就職を機に、insider として生きていくことを目指しました…。

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美しい眼をしています。

硝子で出来ているそうですが、

私が実際に出逢った誰よりも、透徹した眼差です。

夜、開け放った南の窓からの、月の光を浴びるようにして寝転び、

彼女のことを考えていたら、ふと、天平時代の

名もなき仏師たちが残したものへ、思いが重なりました。

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この先、私が生きるのは、正直、十数年ぐらいでしょうか…。

しかし、この子は、扱い方さえ間違わなければ、

もっと長い時を越えて存在するはずです。

漆や麻布、木屑で出来たあの脱活乾漆の像のように…。

遥かな時間の向こうを見つめている硝子細工の目。

澄み切った輝きの中を、様々なものが去来していくのでしょう。

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何が偽物で、何が本物なのか…

僅かな時間の中で、もがくように生きてきた私には

竟に答えは見いだせないままになるのでしょうが…。