Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Frieda: A cool light

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155523j:plain

いつも撮っている西の窓。

午前中は日が差し込まないので、少し涼しげに見えます。

こんな時間に撮ってみようとしたのも久しぶりですし、

ドールを片側に寄せた画像をたくさん撮影したのも久しぶり…

何かを思い出した気分です。

(続き)

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155452j:plain

  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155501j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155500j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155456j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155455j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155453j:plain

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155454j:plain

前回登場時と同じブラウスに網タイツ。

スカートをダークグリーンのキュロットにして、リボンも変えました。

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155507j:plain

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155505j:plain

着せているものや光の加減で

この子の持っている美しさが、その都度、変化します。

見たことのある誰か

忘れていた記憶が蘇ってくるような

懐かしさだけではなく、不思議な悲しさも伴います。

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155458j:plain

  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155502j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155503j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155504j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155459j:plain

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155457j:plain

前に記したとおり、この子には大きな擦過痕、塗装の剝がれが出来ています。

特に目立つのが、向かって右の首筋。

頭部の受けの部分が当たる喉の辺り…。

目立たない画像を選んでいますし、見えてしまって気になるものは

デジタル処理を施しています。

作者に再塗装を依頼すべきなのでしょう。

しかし、120cm あるこの子を梱包しなければならないことや

再塗装してもらっても、

関節を動かして、着せ替えをし、撮影を続けるのなら同じではないか

そう思い始めると、夕湖さんのように

箱入りにする決心までしなければなりません。

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155508j:plain

  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155509j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155510j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155511j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155512j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155513j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155514j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155515j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155516j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155517j:plain

f:id:apaleovalinthewi02:20180723155506j:plain

破滅の予兆を認めながら

もう少し、このまま、この子を見ていたい

これは、妄執なのかもしれませんが…。

夏の画像とは思えない涼しげな光を追いながら、

福永武彦の「廃市」や三木露風の「廃園」を思い出していました。

廃墟という語は昔からあったのに

廃墟の美しさが一種の流行りになったのは、

やはり平成という時代の風潮からなのでしょう。

  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155518j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155519j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155520j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155521j:plain
  • f:id:apaleovalinthewi02:20180723155522j:plain

自然災害や戦禍によってもたらされたものではなく、

普通の営みの中で、傷つき、古びてしまったもの。

潮が引くように、

大きな流れから取り残され、置き去りにされてしまったもの。

廃れていく予兆は至るところにあったのに、

誰も彼もが見て見ぬふりして、毎日を過ごしていたのは

やはり正常バイアスの仕業なのでしょうか…。

それでも私は、もう暫く、

この子を着飾って、写真を撮り続けようと思っています。

彼女の目が

一際悲しげに感じられますが…。