下書きを作りながら、これはいつ公開することになるのか
ふと考え込むときがあります。
下書きの完成から公開まで、十日あまり経つ場合があり、
プレビューを眺めている時間の方が長くなっています。
FC2ブログからインポートしてきた「等身大人型蒐集」のように
いっそ非公開でも構わないような気持ちになることも…。
心秘かに楽しみにしていた等身大ドールのブログのあれこれが
終わりになっていたり、更新されないまま、
嫌な宣伝に覆われてしまっているのを目にすると、
そんな気分が募ります。
(続き)
趣味は、あくまでもプライベートなもの。
自分が好きなものを得意顔に披露する流れがあったとしても
棹を差す気持ちにはなれません。
こんなものが好きなのですが…という含羞みが必要。…
そう考え始めると、一日おきにブログを公開しているのが
自分でも妙に思えてきます。
彼女の横の本は、先日の朗子さんの記事にも登場した乱歩全集。
少年探偵団は読まないまま、やり過ごし、中学生になってから
屋根裏の散歩者、押絵と旅する男、パノラマ島奇談…に夢中になった
私は、作者が売文と恥じていた通俗長編物語を
生意気にも無視してきました。
しかし、今、枕元で読む「黄金仮面」の文章は
どこか浪曲の語りを思わせるところがあります。
明智の絶えぬ微笑が、一刹那影をひそめ、眼の底に異様な光が燃えた。
仇敵黄金仮面に対する
中学三年生の夏、盲腸の手術で入院していたときにイヤホンで聞いた
早朝のラジオ浪曲番組は今でもあるのでしょうか。
あるわけないですね…。
1970年から2014年まで。
早朝5:30~6:00の帯番組だったのは1997年までだそうです。
しかし、なんたる時代錯誤、anachronism 。
Twitter や Instagram に挙げた画像に「いいね」を付けたとしても、
ブログを覗いて文章を読むと、言いようのない違和感を覚えるはずです。
好きなことはひっそりと、こっそりと…
それが正解であるなら、公開範囲を限定するカスタムモードを
試してみてもいいのかもしれません。
なぞなぞ認証というパスワード付きにする設定も面白そうです。
コレハ検討ノ価値アリカナ。
(付記 6月29日午後から、なぞなぞ認証の試験実施)
(付記 不都合が多く、6月30日午前、なぞなぞ認証解除)