Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Kayla: Quiet daily life of the doll

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ここ暫く私の傍には Kayla が立っていました。

フェイクラバーのコスチュームの上に少しずつ付け足していく形で…

目にしたくない部分を隠すようにしていくと

最後は顔のアップで終わる他ありません。

彼女の顔越しに見える青い光の方が

私の心を捉えているのかもしれませんが…。

(続き)

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赤いスカートにフェイクラバーの黒いジャケット。

カーテンを引いた薄暗い部屋の窓辺。

肉眼では殆ど気づかないのに

カメラのレンズは Ex-Lite の首の皺を容赦なく写しとります。

彼女の表情に静かな寂しさを感じるのは

私の勝手な思い込みに過ぎません。

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カメラを向けていた時も、下書きを作っている今も

私の心の中では Je crois entendre encore を歌う

David Gilmour の声が流れています。

YouTube で見た動画のようにオーボエやチェロの伴奏と一緒に…。

「今でもまだ聞こえるような気がする」と題されたビゼーのアリア。

プログレッシブ・ロックのかつてのギタリストが

何故そんな曲を歌っているのか。

彼の老いた風貌が

言葉にならない答えを示しているのかもしれません。

タイムやマネーを歌っていた頃の彼からは想像もつきませんが、

私には好ましい移り変わりに思えました。

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好きなことを好きなように楽しむ。

野暮なことを、わざわざ言葉にする彼ではありませんが、

腹の出た体躯、禿げあがった額の一人のロッカーが

本職のオペラ歌手のような美声ではないものの

ゆったりと濁音で歌い上げる様に

言葉を越えた主張を感じました。

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等身大ドールが傍にいると、本当に誰かがいると思えるほど…。

しかし、当然ながら言葉はありません。

話しかけてみる方もいらっしゃるようですが、

私は心の中で言葉を紡いでも、声に出すことはありません。

記憶の中の、静寂の調べを思い浮かべながら、

今日も彼女の顔を見ていました。