Privately Beautiful Items - 麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Tay: Far-off figure of a beautiful woman

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アップの画像が最近多くなっていたので、

今日は少し離れてみました。

これぐらいでも、私には恐れ多いような気もします。

(続き)

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もう昔のことですが…

遠藤賢司を聴いたり、佐藤春夫を読んでいた高校生の頃、

ある人を、遠くから眺めるのが好きでした。

その人が不意にこちらを向いたりすると、

ただ慌てふためき、

目を逸らすだけでした。

何をそんなに恐れていたのか

今となっては、もう分かりませんが…。

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自意識と劣等感の塊。

些細な理由から、ひどく落ち込んでしまい、

毎日顔を見るのが楽しみだったのに、

数日、教室から一歩も出ないような過ごし方をしていたら、

件の女の子が休み時間、

わざわざ私の教室まで、覗きに来たことがありました。

周りからの囃し立てる声や口笛…。

それでも、結局一度も言葉を交わすことはなく、

遠くから眺めるしかなかった数か月の後、彼女は卒業していきました。

三学期の残りの日々、

日当たりの良い卒業生の教室に引っ越して、

授業を受けるのが学校の習わしになっていましたが、

私のクラスが移動した先は、偶然にも彼女が居た教室。

何故か机の中に、彼女の数学だったか物理だったかの答案が残っていて、

文系の私が今後学ぶことのない数式が、綺麗に書き込まれていました。

成績は90点近かったかな…

涙が溢れました。

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その後、彼女の顔を一度も見たことはありません。

某国立大学の理工学部に進んだことは知っていましたが、

私の方はそこから二年間、高校の授業についていけず、

浮世離れした読書に逃げていました。

自習時間に過ごしていた図書室の

冷たいリノリウムの床を思い出します。

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美しい人は、遠くから眺めるもの。

ドール画像であっても

その方が私には現実感があります。

窓辺に立たせたこの子を遠くから見つめていて、

忘れていたことを思い出しました。