麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Alice38: To the memory of "Building street after the rain"

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彼女の後ろにあるのは

高校生の時に聴いていたLPレコード。

ターンテーブルはとっくに無く、

と言うよりも、私は父親のプレイヤーを勝手に使って、聴いていました。

大学卒業後、家を出て、

音楽が聴きたくて購入したのは初代ウォークマン

SHARPのラジカセ…

働きだしてからは、このLPは、聴いたことがなかった_ということになります。

入っている曲は、今では全部、CDで聴くことができますし、

歌詞のいくつかやメロディーは、ずっと頭の中にあり、

暫くぶりという感じは、しませんが…

(続き)

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昔々、このLPを聴いていた頃、

雨の日の学校帰り、バスの停留所での出来事…。

普段は歩きなのに、降り方がひどく、それに寒かったので

バスを待っていました。

同じように考えるヘタレは多く、停留所は高校生で溢れていました。

それでも歩いて帰る人たちもいて、

ある女の子のグループが停留所を通り過ぎようとしていました。

その時、誰かに押された私は、前によろめいただけでなく、

傘の柄を握りしめていた左手が

通り過ぎようとした女の子の胸に当たりました。

ブレザータイプの上着の下には、白いセーターがあって、

温かくて柔らかい乳房が分かりました。

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私が16歳になる年、大阪厚生年金会館ホールで見た遠藤賢司

ふっくらとした頬の、カッコイイ長髪の青年でした。

叫ぶことは黙ることだ_と言いたげに、「ミルク・ティー」を歌いました。

囁くような歌に合わせて奏でられる

スチール弦のギターの音色は、ここが日本ではないような錯覚を起こさせました。

今いるところがイヤで、

集団に馴染めず、

それでいて誰かと本当に話をしたい…

そんなことを考えながら鬱々としていた私の心にしみわたる

弦の響き、フレット押さえの擦過音でした。

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みんな順番だ…

父の葬儀のときに私に声をかけた義父も

今は、もういません。

あの遠藤賢司にも、順番が回ってきた_ということなのでしょうか…。

Hello Goodby、

雨あがりのビル街。

猫が眠ってる、

夢よ叫べ、

夜汽車のブルース…

 

何もかも通り過ぎていって戻らないけれど、記憶は残ります。

私が生きている限り。