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麗しの160cmドール

ドレスアップした160cmのクッションドールの画像が中心となります。 時々、シリコンやソフビのドール、1/3、1/6サイズのドールも登場します。 人型を不快に感じる方は、ご遠慮ください。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Psyche: a strange hiding place

Psyche_MAKI tamaki doll

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キャスター付きのコンテナ・ケース。

他のものよりも深さがあって、この子が収まるのではないかと思ったのですが、

身長が100cmある子には、それでもやはり小さかったみたいです。

窮屈な空間に押し込められたような格好を眺めていたら、

腹話術師川上のぼるのステージを思い出しました。

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どんなネタであったのか。人形はハリス君だったのか。

百貨店屋上でのアトラクションだったこと以外は曖昧な記憶になっています。

ただ、終わり方が鮮やかでした。

いろんな言い争いをした後に、人形がトランクの中に閉じ込められる形で

出し物は終わるのですが、人形が罵る_出してくれ_というくぐもった叫び声や

ステージの上でガタガタ動くトランクの様子に、

閉じ込められてもなお暴れまわっている人形の様子が想像されました。

小学校の低学年でも、人形が喋っているのでないことは理解していたはずですが、

周りの人たちが大笑いしているのに違和感を感じたことは確かです。

後年、中学生になって、江戸川乱歩の随筆、怪談入門の腹話術師の項を読んで初めて、

そのときの不思議な感覚が整理できたような気分になりました。

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今日、彼女が入っていたコンテナには、普段はこんなものが入っています。

160cmの子たちの履物…、それを覗き込んでいる様子にまた

不思議なものを感じます。

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上は、彼女の普段の保管場所。(隠れ処)

石塑粘土製のドールなので立たせることは諦めて、寝かせての保管。

160cmの子たちのお召し物をクッション代わりにして、横になっています。

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大きなベンチの中に設けられた収納空間。

いつもは何も感じないのに、今日はいろんなことを思い出した所為か、

ウォルター・デ・ラ・メアの「謎」という怖い話も一緒によみがえりました。

(ネタバレ注意!)

……古い館の二階にある奇妙な長持ち。

決して近寄ってはならないという警告は何度もありましたが、

その中に入り込んだ少女や少年が一体どうなったのか_

彼らは皆いなくなって、何の説明もないまま物語は終わります。…

 

このPsycheという人形、

いろんな記憶につながる入口のような働きをしている_

何だか、そんなふうに思えてきました。