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麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールの画像が主となります。 その他、私が美しいと思うものも…

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Iris: a rural melancholy

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駅構内の新しいコンビニエンスストアで、水割りウィスキーと摘みを購入。

立ち寄った暮れ方の小さな公園には八重桜が満開でした。

花を眺めて、空を見上げて、静かな時を過ごしていると

田園の憂鬱を読んだ頃のことを想いました。

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日本文学かぶれだったのは高校一年生の夏辺りだったので

筋立ては何一つ覚えていないのですが…。

忘れられないのは

読んだ日の夕食後に、片道40分以上の道を歩いて、高校まで行ったこと。

何ら用事があったわけではなく、

熱病に憑かれたような気分から。

頭の中には、消え入るような遠藤賢司の声と

フォークギターの音が響いていました。

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入学して2か月と少し。

既に多くの科目についていけなくなっていました。

起きている時間の大半は本を読むこととレコードを聴くこと、

美しい人への憧れ、大人への反発…

あとは、泥のように眠るだけ。

多分、二十歳まで生きていないと思っていたのに

それから40年以上時間は過ぎてしまいました。

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私は、大きく変わったような変わらないような…。

このシリコンドールの

固い表情の向こうに去来する人々の面影は、ただ懐かしく、

もう一度きちんと話をしてみたい

そんな思いに囚われます。

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暮れ方の桜と、この子には

何か懐旧の想いを搔き立てるものがあるようです。