麗しの160cmドール

ドレスアップしたクッションドールと私が美しいと思うものたち。画像の無断使用はお断りしています。

ドールに関する覚書 memorandum about my dolls

Yu-ko: New lass

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たまたまTwitterで目にしたこの子に会いに

大阪MIDOW展に出かけたのが昨年の11月17日。

作者は中嶋清八。

モデリングキャスト・胡粉・顔料・ガラス眼・モヘア・布・革・真鍮…

80cm。

彼女は白い大きな夫婦箱の中に横たわっていました。

繊細な睫毛にけぶる瞳を見ていると

その場から立ち去りがたい魅力を感じました。

招待作家の作品なので、その場で購入手続きが可能でしたが

確かめてみるとオリエントや4WOODS級…。

後ろ髪引かれる思いで帰るほかありませんでした。

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いろんなことがあったこの三月終りになって

ふと、この子のことを想いました。

とっくに誰かの、所有物になっているはずなのですが

作者_中嶋氏に直接問い合わせてみると、会期中に売約が決まらず

珈琲舎・書肆/Luft アラビクにて預かってもらっているとのこと。

さっそく購入手続きをして

大阪梅田のアラビクにて4か月ぶりの対面を果たしました。

「この子は誰かを待っているのだと噂していました」とのお話をうかがい

胸が一杯になりました。

大阪MIDOW展最終日に会いにいった私を

この子は待ってくれていたのでしょうか?

現在停止しているFC2ブログの11月18日の記事Tay: brown hairは

こんな文章で始まります。

霜月の銀杏匂う御堂筋 箱入りドールはあるじを待てり
MIDOW展で見た中嶋清八氏の少女人形の魅力から醒めていません。
あの子はどんな人の家に迎えられたのかな__と考え始めると胸が苦しいほど…。”

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この子を眺めていると

いろんな思いが溢れてきて言葉を失いそうになりますが

千と千尋の神隠し の挿入歌「いつも何度でも」の

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

とか

こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される
はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

のような歌詞が切れ切れに甦ります。

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同じような画像を思い切り並べました。

箱の蓋をときどき開けてみるだけになるかもしれないので

今日は許してください。

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最後に彼女の名前。

ドレスの少女Ⅱという作品名だけで名前がなかったので

作者の許しを得るかたちで

この世のものではない存在の彼女に夕湖という漢字を贈りました。

(Yu-ko Zinaida Nakashima )というフルネームも作りましたが、

普段は夕湖さんです。